金田正一さん悼む・・・

 野球界の恩人である金田正一氏(享年86)が逝去され、手を合わせて御礼を言いました。「金田さん、本当にお世話になりました」。突然の訃報に言葉を失いましたが、いろいろな思い出が走馬灯のように駆け巡りました。最後にお会いしたのは昨年4月頃、一緒にお寿司を食べて野球談議に花を咲かせました。金田さんとは忘れられないエピソードもたくさんありますが、プロ3、4年目だったか、ハワイで後輩の谷繁元信と一緒にいたところでお会いしました。僕らの格好は短パン、サンダルだったのですが、「足でもケガしたらどうするんだ」と本気で怒られました。深いお付き合いはそれからになったのですが、ハワイで恒例となったゴルフでは、金田さんが車で迎えに来てくれるのですが、常にクーラーがかかっておらず、窓をあけて汗だくになっていたことを思い出します。金田さんから「プロ野球人は体が資本。食べ物、環境は大事」と口酸っぱく言っていただき、それから体のことを真剣に考えるようになりましたね。プロ野球人の名誉といえる名球会の入会条件にリリーフ部門をつくっていただいたのも金田さんの意向があったからで、私が入会できたのも金田さんの尽力なくしてはなかった思います。本当に感謝しています。性格は豪快なお父さんで、その一方で野球のこと、特に体のことになると繊細。本当に頼りになる大事な人が逝ってしましました。ご冥福をお祈りいたします。