侍ジャパンに期待!

 プロ野球の稲葉篤紀監督率いる侍ジャパンが現在、「プレミア12」(スーパーラウンド)の世界大会を戦っています。解説の仕事で取材していますが、11月12日の米国戦では惜しくも3-4で敗れてしまいました。5日のベネズエラ戦から4連勝中でしたが、投手陣が米国の強力打線に11安打を浴びました。解説をしていて、あたらめて思ったのは、バリバリのメジャーリーガーはいないのですが、今回、来日した打線の印象としてはたての変化に弱くて、横の変化には強いという点です。その傾向はメジャー全体でもいえるのですが、日本の投手はスライダー系のボールよりも、フォークのようなたての変化の方が通用すると思っています。それは他国にもいえることで、メキシコ、韓国戦と大事な試合が続きますが、バッテリーの攻め方に注目しています。

ソフトバンクが圧勝、日本一!

 プロ野球の日本シリーズはソフトバンクが巨人に4連勝、3年連続の日本一に輝きました。正直、スイープは予想していませんでしたが、ソフトバンクはクライマックスシリーズからの勢いそのまま日本シリーズも戦った印象でした。一方、巨人は打線の低調もありましたが、守りでの失策、走塁ミスが目立ちました。やっぱり基本的なところでミスを犯すと、ズルズルいってしまう短期決戦の怖さが出たと思います。この結果を踏まえ、戦力差を指摘されていますが、今の日本球界でパ・リーグとセ・リーグの差は、選手の育成にどれだけ注力しているかの点だと思っています。大金を投じてFA、外国人選手を獲得するのは球団努力なので否定はしませんが、ソフトバンクはエース千賀、甲斐、牧原といった中心選手が育成出身。また中継ぎエースに成長した甲斐野、高橋純らは新戦力。球団としてのビジョンが明確にされ、それにそってシステム化された育成の勝利だったように思います。セ・リーグも負けじと、来季は日本一奪回に期待しています。

巨人、ソフトバンクは互角!

 プロ野球の日本シリーズは巨人、ソフトバンクの対決となりましたが、チームカラーはすごく似ており、また戦力的にも互角でかなり接戦が予想されます。近年ではかなりハイレベルな試合になると思いますので、ファン方の注目度も高いのではないかと思います。そこで少し解説をしようと思います。
 ポイントは日本代表するソフトバンク千賀を中心とした強力投手陣を、巨人坂本勇、丸、岡本ら破壊力がある打線が打ち崩せるか。総合的に戦力分析すると投手力はややソフトバンク、打力は巨人だと見ています。そこでシリーズの行方を左右するだろうと思っているのが、巨人のエース菅野投手の存在です。現在、腰痛ということでCSの登板を回避しましたが、報道では第3戦には投げられるということです。彼の投球が大きなカギを握っているのは間違いない。巨人サイドからすれば敵地2連戦で1勝1敗で御の字でしょうし、ソフトバンクからすれば菅野の前に連勝して敵地に乗り込みたいでしょう。どちらが勝つにしても4勝3敗、いずれにしてもこの日本シリーズは第3戦の勝敗がカギを握っていると思っています。

巨人VS阪神、西武VSソフトB

 プロ野球はセ・パともにクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージが終了しました。セは阪神、パはソフトバンクが勝ち上がり、CSファイナルへ進出しました。横浜スタジアムでのDeNAと阪神戦には解説の仕事で3連投(笑い)しましたが、なかなか白熱した面白い試合で、ファンの方も楽しんだと思います。東北福祉大時代の後輩となる阪神矢野監督の采配は、お見事でした。大学時代から私生活やリード面で1つ筋の通ったところがありましたが、積極的なタクトが好結果を生んだと思います。一方、DeNAは第1戦で大量リードを守れず星を落としたのが痛かった。投手継投は難しいですが、ラミレス監督の采配が裏目に出たのとは対称的でしたね。
 またパはソフトバンクが2勝1敗で逆転勝ち。初戦を落とすとデータ的にはほぼ進出は厳しい状況でしたが、そんな数字も吹き飛ばしての勝利。ソフトB工藤監督がベテラン松田を先発から外す大胆な采配で勝利に結び付けましたが、一方、楽天は第3戦の勝ち越しの好機でことごとく代打策が失敗に終わったのが痛かったと思います。
 短期決戦では監督の采配は重要だということが如実に出ましたが、CSファイナルも引き続き選手の調子を見極めるベンチワークが勝敗を左右するでしょう。日本シリーズ進出をかけた戦いに注目しています。

金田正一さん悼む・・・

 野球界の恩人である金田正一氏(享年86)が逝去され、手を合わせて御礼を言いました。「金田さん、本当にお世話になりました」。突然の訃報に言葉を失いましたが、いろいろな思い出が走馬灯のように駆け巡りました。最後にお会いしたのは昨年4月頃、一緒にお寿司を食べて野球談議に花を咲かせました。金田さんとは忘れられないエピソードもたくさんありますが、プロ3、4年目だったか、ハワイで後輩の谷繁元信と一緒にいたところでお会いしました。僕らの格好は短パン、サンダルだったのですが、「足でもケガしたらどうするんだ」と本気で怒られました。深いお付き合いはそれからになったのですが、ハワイで恒例となったゴルフでは、金田さんが車で迎えに来てくれるのですが、常にクーラーがかかっておらず、窓をあけて汗だくになっていたことを思い出します。金田さんから「プロ野球人は体が資本。食べ物、環境は大事」と口酸っぱく言っていただき、それから体のことを真剣に考えるようになりましたね。プロ野球人の名誉といえる名球会の入会条件にリリーフ部門をつくっていただいたのも金田さんの意向があったからで、私が入会できたのも金田さんの尽力なくしてはなかった思います。本当に感謝しています。性格は豪快なお父さんで、その一方で野球のこと、特に体のことになると繊細。本当に頼りになる大事な人が逝ってしましました。ご冥福をお祈りいたします。

クライマックスシリーズ!

 プロ野球はクライマックスシリーズ(CS)がスタートします。ペナントレースでは巨人、西武が優勝しましたが、これからは短期決戦。セ・リーグに関しては、評価が高かったDeNAと阪神が激突します。DeNAには私が現役時代以来となる日本一を目指してほしい気持ちがありしますし、阪神の矢野監督は東北福祉大時代の後輩。両チームへの思い入れはありますが、戦力を考えると少しだけDeNAが有利な感じがします。ただ何が起きるか分からないのが短期決戦。ポイントは勢いに乗れるかどうか。どちらが巨人との挑戦権を得るか、激しいバトルが予想されます。
 一方、パ・リーグも優勝した西武、ソフトバンク、楽天の力は拮抗。まずはソフトバンクと楽天が対決します。短期決戦を知り尽くしたソフトバンクが経験値では上回りますが、楽天はエース則本、岸の2枚看板に強力な救援陣で、総合力となるとどちらが勝ってもおかしくないと思っています。そして、その勝者と西武。かなりレベルが高い対決が予想され、本当にワクワクする試合になると思います。W杯ラグビーでは日本代表の活躍で盛り上がってますが、いよいよプロ野球も熱い戦いの第2幕。目が離せない戦いに注目してください。

DeNAの逆転Vの可能性!

 プロ野球は現役時代に在籍していたDeNAが首位巨人を追走しています。現在(4日現在)、巨人とは3・5差。ここにきて巨人の勢いもなくなり、逆転Vの可能性が出てきました。まだまだいける要素としては、残り試合で巨人との直接対決が6試合もあり、今季はここまで10勝9敗と勝ち越しています。直接対決までいかに取りこぼしをなくし離されないかがポイントになります。今月10日からの3連戦は地元横浜での開催。まさに天王山となるため、多くのファンも後押ししてくれるでしょう。私も解説の仕事で2試合観戦する予定で、本当にしびれる試合になると思っています。

セは巨人、パはソフトバンク、西武か!

 プロ野球はいよいよ佳境に入りました。セ・リーグは巨人が一時、DeNA、広島に迫られたことがありましたが、持ち直して30日現在でマジック18。よほどの連敗がない限りは優勝の可能性が高くなりました。一方、パ・リーグはソフトバンクと西武が2ゲーム差でし烈な優勝争いを演じています。今日30日から首位攻防3連戦で、ひとつの山を迎えますが、この両チームに関しては9月まで熱い戦いが続くでしょう。最後の最後まで分からない展開になると思っています。
 またセ・リーグでは3位広島と4位阪神のAクラス争い、パ・リーグもロッテ、楽天、日本ハムの3位争いがし烈です。クライマックスシリーズ進出できるかどうかの戦いにも注目しています。

プロ野球は勝負の後半戦!

 プロ野球は後半戦に突入しました。セ・パともに折り返してからは巨人、ソフトバンクが大型連敗し、2、3位チームと0・5差まで急接近しましたが、ここにきて両チームが再び独走の気配です。今季、ここまで振り返ると、各チームの大型連勝、連敗が目立ちます。また試合展開の中でも大差が開いていても、序盤なら5、6点差はすぐに引っ繰り返され、セーフティーリードがないような試合も目立ちました。なぜ、このような現象が起きるのか。各チームにエースがいたとしても調子を崩したりして絶対的ではないこと、また絶対的なリリーフ陣がいないことが要因として挙げられます。そういう意味では今季はゲーム差のセーフティーリードはなく、最後までもつれる可能性はあると思っています。この8月、そして9月。勝負の熱戦は続きそうです。

プロ野球は前半戦終了!

 プロ野球は前半戦が終了し、オールスターブレークとなります。セ・リーグは巨人が2位DeNAに9・5ゲーム差も離し、独走状態です。交流戦前までは広島が独走気配でしたが、失速しました。巨人以外の5球団が借金というのは、どうなのか。オールスター後の後半戦では各球団が意地を見せて巨人の勢いを止めないと、戦力の違いがあるだけにペナントレースが面白くなくなる可能性があります。本当に奮起を期待しています。
 パ・リーグの方もソフトバンクが交流戦から一気に走り出しました。こちらは柳田、中村晃、今宮ら主力が故障で離脱しているにもかかわらず、首位を快走しています。ただセ・リーグとは違って、各球団の戦力が拮抗しているだけに、後半戦は面白い戦いになると思っています。両リーグとも後半戦のスタートダッシュが1つのカギになるのではないでしょうか。